Inventorを動かすための必要スペック、必要なグラボ、それと推奨パソコンを調べる方法を解説しています。動作環境と推奨グラボはInventorを販売しているAutodesk社のサイトで調べられます。推奨パソコンはHP・DELL・Lenovoのサイトで調べます。

インベンターの動作環境を調べる方法


インベンターの動作環境は販売元のAutodesk社が公開しています。ちょっと分かりにくい場所にあるので画像付きで解説します。

開発元のAutodesk社ホームページ


まずはこのリンクを開いてください。ページを開いたら利用するInventorのバージョンをクリックしてください。そうすると必要スペックが掲載されている画面が表示されます。メモリやCPUはここで確認できます。


推奨グラボは別のページで調べます。
動作環境のページにはグラボについての説明がほとんど書かれていません。
推奨グラボは別のページで調べられます。



インベンターの推奨グラボを調べる方法


開発元のAutodesk社ホームページ


↓リンク先のページを開くと推奨グラボを検索する画面が出ます
①「Autodesk Inventor」を選択します。
②利用するInventorのバージョンを指定
③利用するOSを指定。
④グラボの会社名はNVDIAを選びます。ALLを選んでしまうとゲーム向けグラボのRadeonや、専門店でもほとんど扱ってないFireProまで表示されてしまいます。

①~④までの項目を指定するとインベンターと相性のいいグラボが表示されます


※販売元のAutodesk社が公開しているのは推奨グラボと動作環境だけなので、推奨パソコンを探すときはパソコンメーカーのサイトで調べます。

Inventorの推奨パソコンを調べる方法


Inventorの推奨パソコンはパソコンメーカーのサイトで調べられます(販売元のAutodesk社のサイトには載っていません)。
HP、DELL、Lenovoは動作確認テストに合格した機種を公開しているので、Inventorが普通に動く機種が分かります。推奨パソコンを調べる方法は長くなるので折り畳んでいます。クリックで展開します。

HPでInventor推奨PCを調べる方法+クリックで展開
HPでInventor推奨パソコンを検索する方法を解説します。
Inventorの動作テストに合格したISV認証済みパソコン、つまりメーカーお墨付きの推奨パソコンを調べることができます。
まずはこのリンクを開きましょう↓
HPヒューレットパッカードの推奨パソコンを検索できるページこの画面が表示されたら「Product certification lookup(認証製品の検索)」というタブをクリックして下さい。

タブをクリックするとこういう画面が表示されるので、項目を4つ選択します。

業界Industry 「すべてを見る」を選んでください。無理に絞り込もうとするより楽なので。
ソフトウェアベンダーSoftware vendor 「Autodesk」を選んでください。Inventorを販売しているAUTODESK社のことです。
ソフトウェア製品Software product 「Inventor」を選んでください。今回知りたいのはInventorの推奨パソコンなので。
ソフトウェアバージョンSoftware version この項目は自分が利用するInventorのバージョンを選んでください。Inventor購入前でどれを選べばいいか分からない場合は、なるべく新しいバージョンを選んでおきましょう。

四つの項目を埋めたら、最後に「Lookup」という青いボタンをクリックします。

メーカーお墨付きの推奨パソコン(ISV認定済)が表示されました。表の左側が推奨パソコンとして認められる機種名、表の右側が推奨パソコンとして認められるグラボです。対応機種と、対応グラボを組み合わせることで、推奨パソコンになります。

HPヒューレットパッカードで推奨パソコンを調べるやり方は以上です。慣れると30秒くらいで検索できます。



LenovoでInventor推奨PCを調べる方法+クリックで展開
LenovoでInventor推奨パソコンを検索する方法を解説します。ここからは画像キャプチャを使って説明します。

まずはこのリンクを開きましょう↓
Lenovo ISV Certifications(推奨パソコン検索ページ)項目を2つ選択するだけで推奨パソコンが表示されます。

左側の項目はソフトウェアの販売会社 Inventor販売元の「Autodesk」を選択してください。
右側の項目は利用するInventorのバージョン 自分が利用するInventorのバージョンを選んでください。ソフト購入前でどれを選べばいいか分からない場合は、一番新しいバージョンを選択。



項目を二つ選択するだけでInventorの推奨パソコンが表示されます。ステータスの画面にCertified(認証済み)と書かれているのが推奨パソコンです。
Lenovo側だけでなくソフト会社側でも動作テストをして、テストに合格した推奨パソコンが表示されます。

注意点:推奨パソコンと言ってもすべてのグラボが認定されたわけではなくて、ここに表示されているグラボと組み合わせたものが推奨パソコンになります。上の画像だとThinkPad P1とQuadro P1000、ThinkPad P1とP2000の組み合わせが推奨パソコンになります。カスタマイズ画面では他のグラボも選べますけど、それだと推奨パソコンにはなりません。

Lenovoで推奨パソコンを調べる方法は以上です。



DELLでInventor推奨PCを調べる方法+クリックで展開

注意点:DELLは法人のみ
DELLのワークステーションは法人しか買えません。個人や個人事業主はHPやLenovoで購入しましょう。

デルでInventor推奨パソコンを検索する方法を解説します。
Workstation ISV Certification(DELLで推奨パソコンを検索できるページ)指定する項目は5つあります。

業界Industry 「Engineering」を選んでください。
ベンダーvendor 「Autodesk」を選んでください。Inventorを販売しているAUTODESK社のことです。
製品product ソフト名は「Inventor」を選んでください。
バージョンversion この項目は自分が利用するInventorのバージョンを選んでください。インベンターを購入前でどれを選べばいいか分からない場合は、とりあえず新しいバージョンを選んでおきましょう。
利用OSOS パソコンのOSです。利用する予定のOSを選んでください。

5つの項目を指定したらLookUpという青いボタンを押します。ここまでやるとISV認定取得済みの推奨パソコンが表示されます。
DELLで推奨パソコンを調べる方法は以上です。


推奨デスクトップも推奨ノートパソコンも機種の型番まで細かく調べることができます。メーカーの推奨モデルにこだわる人はチェックしましょう。

推奨パソコンじゃないけど安く買えるショップ


「推奨パソコンじゃなくていいから安く買いたい」という人のために、Inventorに適したパソコンを安く購入できる店舗を紹介します。グラボがQuadroでちょっと性能高めのパソコンを買えるショップだけを載せています。

。Inventorに適したデスクトップとノートパソコンを買える店↓

マウスコンピューター
Quadro搭載のデスクトップ(マウスコンピューター)
推奨パソコンじゃないけどデスクトップが安い
あらゆる価格帯のQuadro搭載パソコンを扱っているので、予算にあった機種が見つけやすいショップです。安い機種は10万円くらい~、高い機種は100万円を超えます。
推奨パソコンは一つもありませんが、グラボがQuadroのデスクトップはそこそこ品揃え豊富。
※個人購入可能。法人向けと書かれていますが、個人でも普通に買えます。


Lenovo(ノートパソコン)
Quadro搭載のThinkPad Pシリーズ(Lenovo)
Quadro搭載のThinkPadが購入できます
ThinkPadのPシリーズはQuadroを搭載したモバイルワークステーションです。赤ポチと呼ばれているトラックポイントがある人気のノートパソコンです。

推奨モデルに選ばれているThinkPadも何種類かありますが全てのThinkPadが選ばれているわけではありません。推奨ノートパソコンにこだわらない人は単純にお得な機種を選べばいいと思います。ThinkPadは推奨ノートパソコンなのにコスパ良好で安く買えるという珍しいパターンです。
※個人も法人も関係なく誰でも購入可能


※Inventorに適したパソコンを安く買えるショップは以上です。


(記事おわり)