グラボがQuadroのノートパソコンだけを掲載しています。Quadro搭載ノートパソコンの現行機種を20種類くらい紹介します。エントリーモデルから~ハイスペックモデルまで幅広い価格帯の機種を掲載しているので、予算に合った一台が見つかると思います。
QuadroT500、QuadroT600、P520、P620搭載ノートパソコン
まずは15万円~20万円くらいで買えるエントリーモデルから紹介します。この価格帯だと性能は控えめ。小規模~中規模の3Dモデルを扱う人に向いています。
HPのノートパソコン NVIDIA T500(Quadro)搭載

14型のHP ZBook Firefly 14 inch
約1.4kg/Quadro搭載ノートとしては、かなり軽い14インチノート(横幅約32cm)なのに、重量がわずか1.4kg。Quadro搭載ノートパソコンとしてはトップクラスの軽量ボディです。小規模~中規模の3Dモデルを編集するのに向いていますが、グラボがQuadroT500なので大規模3Dモデルは難しそうです。ちなみにテンキー無しなのでテンキー必要派の人は注意してください。
CPU:Core i7-1165G7/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA T500(Quadro)税込 ¥206.800円~
HPのノートパソコン NVIDIA T500(Quadro)搭載

15.6型のHP ZBook Firefly 15.6
15インチなのにそこそこ軽い15.6インチのディスプレイなのに重量は1.76kg、薄さ19.2 mmです。Quadro搭載ノートパソコンのなかでは持ち運びやすいノートパソコンです。
CPU:Core i7-1165G7/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA T500(Quadro)税込 ¥206.800円~
Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA T600(Quadro)搭載


15.6型のThinkPad P15v Gen 2
値段が手頃なQuadro搭載ThinkPadこの機種はQuadro搭載のThinkPadとしては安いほうに入ります。
・ThinkPadなのでキーボード中央にトラックポイント(赤ポチ)が付いています。
CPU:Core i7-11800H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA T600(Quadro)税込 ¥218.900円~
※Quadro搭載ノートPCは値段が高くなるのでエントリーモデルでも15万円以上します。ただし、エントリーモデルなので性能は控えめです。もう少し上の性能が欲しい人は20万円台のミドルクラスノートをチェックしましょう。
QuadroT1200、T1000、T2000搭載ノートPC
値段20万円台~から購入できるミドルクラス性能のQuadro搭載ノートです。この価格帯だと3DCADの推奨動作環境をクリアできる機種が増えてきます。そこそこ負荷のかかる作業でもノートパソコンで処理できます。
HPのノートパソコン NVIDIA T1200(Quadro)搭載

15.6型のHP ZBook Fury 15.6inch G8
性能はミドルクラスくらいグラボがNVIDIA T1200(Quadro)なので性能はミドルクラスくらいです。3年保証が標準で付いてきます。オンサイト対応(出張修理)なので保証内容が充実しています。
CPU:Core i7-11800H/ メモリ:16GB / グラボ:NVIDIA T1200(Quadro)税込 ¥358.600円~
HPのノートパソコン NVIDIA T1200(Quadro)搭載

17.3型のHP ZBook Fury 17.3 inch
4K液晶ディスプレイの大型ノート大きい画面で美しい画質を味わえるQuadro搭載ノートです。値段は高いですけど映像の美しさにこだわる人には向いています。
CPU:Core i7-11800H/ メモリ:16GB / グラボ:NVIDIA T1200(Quadro)税込 ¥394.900円~
※ミドルクラス性能のQuadro搭載ノートは以上です。ここから先はハイスペックモデルになります。
QuadroRTXシリーズ搭載のノートPC
QuadroRTXは大規模な3Dモデル編集・VRコンテンツ作成など、負荷のかかる作業に向いています。この価格帯のパソコンはカスタマイズの自由度が高いので、お金さえあればとことん性能を上げられます。
Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA RTX A2000(Quadro)搭載


16型のThinkPad P1 Gen 4
WQXGA液晶で解像度は2560x1600 /QuadroRTX A2000搭載・16型という珍しいサイズで横幅が36cmくらいあります。解像度が2560x1600なので高画質な画像や映像を楽しめます。・NVIDIA RTX A2000(Quadro)を搭載しているので処理能力はかなり高め・保証期間を1年延ばすのに約1万5千円の追加料金が必要ですが、最大5年保証まで延長可。
CPU:Core i7-11800H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A2000(Quadro)税込 ¥320.100円~
HPのノートパソコン NVIDIA RTX A5000(Quadro)搭載

17.3型のHP ZBook Fury 17.3 inch G8
ハイエンド性能のノート型ワークステーション,購入価格が100万円、パーツ構成次第で200万円を超えることもあります。大規模設計も余裕でこなすモンスタースペックですけど、金銭的な意味で負担が大きいマシンです。
CPU:Core i9 11950H/ メモリ:64GB / グラボ:NVIDIA RTX A5000(Quadro)税込 ¥1.068.100円~
個人で買えるQuadro搭載ノートパソコンは以上です。
ここから下は法人 or 個人事業主のみ購入可能なパソコンになります
DELLのノートパソコン NVIDIA T500(Quadro)搭載

15.6型のPrecision 3560 ベーシックモデル
性能低めだけど値段が安い/QuadroT500搭載※DELLなので法人もしくは個人事業主のみ購入可法人向けなのに安値のエントリーモデルという珍しいパターンです。グラボはQuadroT500なのでおおげさなことはできませんが、安く買うことができます。
CPU:Core i5-1145G7/ メモリ:8GB/ グラボ:NVIDIA T500(Quadro)税込 ¥192.478円~
DELLのノートパソコン NVIDIA T1200(Quadro)搭載

15.6型のNew Precision 7560 プレミアム
DELLは法人 or 個人事業主のみ/ミドルクラス性能※DELLなので法人もしくは個人事業主のみ購入可そこそこスペックが高いけどハイスペックとは言えないミドルクラス性能です。3DCG作成をする場合は小規模~中規模向け。
CPU:Core i7-11800H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA T1200(Quadro)税込 ¥385.981円~
DELLのノートパソコン NVIDIA T1200(Quadro)搭載

17.3型のNew Precision 7760 プレミアム
DELLは法人 or 個人事業主のみ/17.3型ノート※DELLなので法人もしくは個人事業主のみ購入可モバイルPCなのに横幅40cmというビッグサイズです。作業領域が広いのでデスクトップに近い感覚で作業できますが、重さが3kgくらいあるので毎日持ち運ぶのは難しいです。
CPU:Core i7-11850H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA T1200(Quadro)税込 ¥411.980円~
※Quadro搭載ノートPCは以上です。グラボがQuadroのモバイルワークステーションは売っているお店が少ないの選択肢はそんなに多くありません。
↓ここから先はQuadroを搭載したノートパソコンという非常に狭い分野のQ&Aコーナーになります。
Q&Aコーナー:Quadro搭載ノートの購入について
Quadro搭載ノートを安く買えるのはどこですか?
価格重視ならLenovoのThinkPad Pシリーズです。全体的にコスパ良好なので、ミドルクラスやハイエンドを買う時も予算を節約できます。
HP、もしくはLenovoがおすすめです。法人の場合はここにDELLも追加されます。Quadroの上位モデルを普通に選択できるので、構成次第では50万円越えは普通、たまに100万円を越えることもあります。
購入金額次第でどのメーカーでも充実させられます。保証内容はメーカーではなく機種ごとに変わります。わかりやすく言うとお金次第です。標準保証がしょぼくても、追加料金を払えば保証延長や出張修理プランに変更できます。
Lenovoで探すと見つかりやすいです。軽量化に力を入れた機種を販売することがよくあるので。
HPもしくはLenovoをチェックしてみてください。17インチ大画面タイプで有線LANコネクタが付いているQuadro搭載ノートが、高確率で売っています。
普通にあります。モバイルワークステーションだと有線LAN接続端子が付いているタイプは珍しくありません。販売ページで接続端子が写っているサンプル写真で確認するか、スペックシートのPDFファイルを確認すればわかります。
グラボがQuadroでCPUがXeonという組み合わせは可能ですか?
DELLとLenovoとHPだと選べることがあります。エントリーモデルは無理ですけど、購入金額30万円くらいから選べるようになるイメージです。機種ごとに違うのでひとつづつ確認するしかありませんけど。ミドルクラス以上の性能高めの機種は、CPUのカスタマイズ画面にXeonが表示されることがあると考えてください。
Quadro搭載ノートを安く買おうと思ったら何万円で買えますか?
エントリーモデルだと10万円台前半で買えます。ただし仕事に使うパソコンとしては力不足になりそうです。
20万円~30万円くらいです。グラフィックボードがQuadroだとミドルクラスでも値段がそこそこ高くなります。
高性能なQuadro搭載ノートパソコンは何万円くらいですか?
40万円~100万円くらいです。ただし購入は慎重に。初心者はハイエンド機種を買うのは避けましょう。
もし見つかるとしたらパソコン工房です。「おすすめコスパパソコン」と書かれた機種は本当にコスパが良いのです。よくあるセールストークではなく、他のメーカーの似たような性能機種と比べて値段が安くなります。※ただし、すぐに在庫切れになるので見つかったらラッキーくらいに考えましょう。
ワークステーションは安売りセールをほとんどしません。一般向けのパソコンが激安セールをしている時期でも、マイペースに普段と似たような価格で売っています。
各メーカーがQuadro搭載ノートパソコンをどのように売っているか解説
各メーカーで売られているQuadro搭載ノートパソコンの特徴をわかりやすく解説します。値段、品揃え、個人購入について。
Lenovo |
ThinkPadが買えるLenovoのモバイルワークステーションと言えば赤ポチでお馴染みのThinkPadです。ワークステーションとして販売されているThinkPad PシリーズはQuadroを搭載しています。
コスパ良好 性能の割に値段が安い。セールをやっていない通常時でも安定して安く買えます。
品揃え多い 普段から6~10種類くらいのモバイルワークステーションが売ってます。エントリーモデルからミドルクラスからハイエンドまで一通り揃っているので予算に合わせた機種を見つけやすい。
保証期間は機種ごとに違う 保証内容はモデルによってピンキリ。高額モデルだと標準で良い保証内容になっていますけど、エントリーモデルだと普通のパソコンと似たような保証ということもあります。出張修理や長期保証プランは料金次第なので機種ごとに確認しましょう。
個人購入OK Lenovoは個人購入OKです。普通に買えます。 |
HP |
中級者~上級者向け HPヒューレットパッカードで売られているワークステーションは、カスタマイズを前提にしたような初期構成があります。ですから中級者から上級者向け。追加料金次第で自分好みのQuadro搭載ノートパソコンにアップグレードできますけど、初心者は混乱する可能性あり。
高性能パーツ選び放題 カスタマイズの自由度が高いメーカーなので高性能なパーツも選び放題です。自分好みのマシンを追求するなら予算は30万円くらいあったほうがいいような気がします。グラボ、CPU、メモリ、すべてを上位モデルで固めると100万円を超えることも普通にあります。
最小構成の値段は役に立たない 最小構成だとエントリーモデルのパーツを選択していえることが多いので、最小構成の値段がほとんど役に立ちません。注文画面でカスタマイズした後に値段を確認しましょう。
タッチペン対応機種がよく売られる タッチペン対応で液タブのように使える機種がよく売られます。画面に直接書き込めるQuadro搭載ノートパソコンというのは意外と珍しかったりします。
HPは個人購入OK 法人向けと書かれていますけど個人でも普通に買えます。法人向けページの目立つところに「個人の方やSOHO、フリーランスの方々もご購入頂けます。」と書かれているので心配いりません。 |
DELL |
DELLは法人向け DELLのモバイルワークステーションは法人のみ購入可能です。DELLは個人事業主もダメなので、個人で買いたい人はHPやLenovoやパソコン工房などをチェックしましょう。 |
パソコン工房 |
在庫があればラッキー パソコン工房で売られているQuadro搭載ノートパソコンはよく在庫切れになります。他のメーカーと比べて商品が入れ替わるサイクルが早いのです。「おすすめコスパパソコン」と書かれたお得な機種は1ヶ月以内に売り切れになることが頻繁にあります。
コスパ抜群 このメーカーはコスパ良好。セールストークではなく本当にコストパフォーマンスが良いのです。運が悪いと在庫自体ありませんけど、在庫が残っていたらコスパをチェックしてみましょう。お得な機種が見つかりやすいので予算を抑えつつ性能高めの機種を狙えます。
メモリの初期構成に注意 このメーカーはグラボが高性能なQuadroを使っているのに、メモリの初期構成が8GBになっていることがあります。値段が安そうに見えてクリックするとRAMメモリがいまいちだったということがあるので注意しましょう。購入前のカスタマイズ画面で16GB以上に上げてもトータルで見れば充分安いので、8GBじゃ足りない人は上げておきましょう。メモリはほとんどの機種でカスタマイズ可能になっています。
個人購入OK パソコン工房は個人購入OKです。 |
Quadro搭載ノートパソコンを積極的に扱うパソコンメーカーは以上です。