3DCADと相性が良いノートパソコンだけをずらっと並べました。3DCADと相性抜群のグラボ(Quadro)を搭載しているので、Autocad・Inventor・VectorWorks、ソリッドワークスなどに向いています。

【14~15インチ】3DCADに適したノートPC

3DCADと相性のいいQuadro搭載ノートパソコンで、14インチ~15インチサイズの機種をリストアップしました。

Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA RTX A500(Quadro)搭載

14型のThinkPad P14s Gen 4


格安ThinkPadなのに、主要な3DCADの推奨環境をクリア
3DCADを動かせるノートパソコンのなかでは値段が安いほうなのに、性能はそれなりに高い機種です。コスパ良好なThinkPadなのでおすすめです。
例えば、AutoCAD2023のような要求スペックの高い3DCADの推奨環境をクリアできます。

CPU:Core i5-1340P/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A500(Quadro)
税込 ¥173.272円~

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ThinkPad P14s Gen 4
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Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA RTX A500(Quadro)搭載

14型のThinkPad P14s Gen 4:プレミアム


主要な3DCADの推奨環境をクリアできるThinkPad
ミドルクラス性能より少しだけ上のスペックを持っているので、主要な3DCADソフトの推奨環境を余裕でクリアできます。ハイスペックは必要ないけどミドルクラスより少し上の性能が必要という人に向いています。

値段についてはお得です。コストパフォーマンスに優れたセール品のThinkPadです。

CPU:Core i7-1370P/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A500(Quadro)
税込 ¥221.628円~

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ThinkPad P14s Gen 4:プレミアム
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HPのノートパソコン NVIDIA RTX A500(Quadro)搭載
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14型のHP ZBook Firefly 14 inch G10


重さ1.5kg。Quadro搭載機としては軽量モデル
本体の重量が1.5kgなので、Quadro搭載のモバイルワークステーションとしては軽いほうになります。
高性能グラボを搭載したノートパソコンは重くなるので、重量1.5kgでも軽いと言えます。

CPU:Core i7-1355U/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A500(Quadro)
税込 ¥380.600円~

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HP ZBook Firefly 14 inch G10icon
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ポイント:Quadro搭載のモバイルワークステーションは、15.6インチサイズが一番品揃えが多い。

【16~17インチ大画面】3DCAD向けノートパソコン

16~17インチの大画面ノートなのでサイズが大きくて重量もあります。普段はデスクトップのように事務所で使って、必要な時だけ外に持っていくスタイルになります。

Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA RTX A500(Quadro)搭載

16型のThinkPad P16s Gen 2


高性能3DCADソフトの推奨環境をクリア可
値段は安いですけど、高性能な3DCADソフトの推奨環境をクリアできます。例えばAutoCAD2023の推奨スペックはギリギリでクリアしています。
初期構成の性能が不足だと思う人は購入前のカスタマイズ画面でパーツをアップグレードしてください。追加料金次第でCPUとメモリをアップグレードできます。

CPU:Core i5-1340P/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A500(Quadro)
税込 ¥191.136円~

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ThinkPad P16s Gen 2
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Lenovoレノボのノートパソコン NVIDIA RTX A1000(Quadro)搭載

16型のThinkPad P1 Gen 6


ミドルクラス以上ハイスペック未満のThinkPad/RTX A1000搭載
ミドルクラス性能で充分という人に向いています。それなりに高性能なグラボ(Quadro RTX A1000)を搭載したThinkPadです。
一応言っておきますが、16型の大型ノートパソコンですがテンキーは付いてません。数字を打ち込むときは上段の数字キーもしくは外付けキーボードを使うことになります。

CPU:Core i7-13700H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A1000(Quadro)
税込 ¥321.079円~

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ThinkPad P1 Gen 6
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HPのノートパソコン NVIDIA RTX A2000(Quadro)搭載
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16型のHP ZBook Fury 16 inch G10


テンキー付きの大画面ノートパソコン
テンキーや有線LAN端子があるノートパソコンなのでデスクトップ型に近い使い方ができます。
高性能なぶん値段は高いです。本格的に3DCADをやる人向け。

CPU:Core i7-13850HX/ メモリ:64GB/ グラボ:NVIDIA RTX A2000(Quadro)
税込 ¥793.100円~

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HP ZBook Fury 16 inch G10icon
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HPのノートパソコン NVIDIA RTX 4000 Ada(Quadro)搭載
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16型のHP ZBook Studio 16 inch G10 プレミアムパフォーマンス


大規模3Dモデル向け
大規模な3Dモデル編集とか、完成した3DモデルをVRで散策するとか、強い負荷のかかる作業をする人向け

CPU:Core i7-13800H/ メモリ:64GB/ グラボ:NVIDIA RTX 4000 Ada(Quadro)
税込 ¥1.029.600円~

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HP ZBook Studio 16 inch G10 プレミアムパフォーマンスicon
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個人で買えるQuadro搭載ノートパソコンは以上です。


ここから下は法人 or 個人事業主のみ購入可能なパソコンになります

DELLのノートパソコン NVIDIA RTX A1000(Quadro)搭載

15.6型の【Dell】New Precision 3581 ワークステーション


法人or個人事業主向けPC/中規模な3Dデータ編集向け
ミドルクラス性能を持ったコスパ良好なDELLモバイルです。主要な3DCADソフトの推奨スペックをクリアできる性能があるので、中規模程度の3DCADデータを編集する人に向いています。
Quadro搭載の法人向けノートにしてはコスパ良好。ミドルクラスちょっと上くらいの性能のマシンが安く買えます。

CPU:Core i7-13800H/ メモリ:16GB/ グラボ:NVIDIA RTX A1000(Quadro)
税込 ¥263.079円~

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【Dell】New Precision 3581 ワークステーション
※リンクは同一タブで開きます。別窓で開くなら右クリック等を使用



ポイント:17インチワークステーションは種類が少ないですが、画面が大きくて使いやすいサイズです。有線LAN接続できるのは普通、HDMI端子も高確率で付いてるので据え置き機のような使い方ができます。

※3DCADに適したノートパソコンは以上です。

推奨パソコンを自分で確かめたい人はこちらを見てください。

ソフト別に解説:動作環境や推奨パソコンを調べる方法
Autodesk社のソフト

Autocad
REVIT
Inventor
Alias
動作環境を調べるページはソフトごとに違います。Autodesk社のホームページで調べられます。
Autocadの動作環境
REVITの動作環境
Inventorの動作環境
Aliasの動作環境

推奨グラボを調べるページは共通です。調べるときはソフト名だけ指定すれば推奨グラボが表示されます。
認定グラフィックスハードウェア検索(Autodesk社)


推奨パソコン(ISV認証済みPC)はパソコン販売メーカー側で調べます。Autodesk社のサイトでは推奨パソコンを調べられないので、各販売メーカーのサイトで調べます。
HPでISV認証済みパソコンを検索
LenovoでISV認証済みパソコンを検索
DELLでISV認証済みパソコンを検索
会社名の選択欄は「Autodesk」ソフト名選択欄はそれぞれのソフト名を選択

Solid Edgeソリッドエッジ ソリッドエッジの動作環境
ソフト販売元であるSiemens公式サイトで調べます。


推奨パソコン(ISV認証済みPC)はパソコン販売メーカー側で調べます。
HPでISV認証済みパソコンを検索
LenovoでISV認証済みパソコンを検索
DELLでISV認証済みパソコンを検索
会社名の選択欄に「Siemens」
ソフト名の選択欄は「Solid Edge」を選択

VectorWorks ベクターワークスの場合は推奨環境も推奨パソコンも公式サイトで調べることができます。
VectorWorksの推奨環境
VectorWorksの推奨パソコン
SOLIDWORKS
ソリッドワークス
公式サイトで両方調べることができます。
ソリッドワークスの動作環境はここ
認定済みの推奨パソコンも公式サイトで調べられます
推奨パソコンの調べ方は以上です。動作テストに合格したパソコンを買いたい人はチェックしましょう。
3DCADをノートパソコンで動かすつもりならグラフィックボードがQuadroのものを選んでおくと無難です。


2DCADだけなら購入はちょっとストップ!今あるパソコンを試してからJW-CADやAutoCAD LT(2次元のみ)で平面の図面を書くだけなら、今手元にあるパソコンで色々工夫してみたほうがいいかもしれません。3DCADほど要求スペックが高くないので設定を変えたりして、高速化すれば普通に動く可能性があります。高性能なパソコンが必要なのは2DCADではなく3DCADです。3Dモデリングデータを扱うときは高性能なグラボが必要になりますけど、2次元の平面図なら低スペックでもなんとかなる場合があります。Quadroを積んだワークステーションは高額なので、手持ちのパソコンで乗り切ることも考えましょう。


3DCADを動かせるノートパソコンは専門店にしか売っていませんノートPCで3DCADを動かせるマシンは専門店にしか売っていません。3DCADは要求スペックが高いので普通はデスクトップで使いますから。3Dモデリングデータをノートパソコンで扱うつもりならグラボがQuadroで、CPUとメモリが高性能というマシンが推奨されています。こういうノートパソコンは業務用のパソコンを扱う専門店にしか売っていません。


3DCADをノートPCで使うならQuadroのほうがいいQuadoroが良い理由:3DCADソフトのサポート対象になるから。ソフトにもよりますがゲーム向けグラボを使っているとサポート対象外になることがあります。ついでに言うと予想しなかった不具合が起きる可能性もあります。仕事で使うならケチらずにQuadro搭載パソコンを買いましょう。
動作がカクカクしていると作業中にずっとイライラすることになりますから。設計・建築・デザインなどで3Dデータを扱うときはグラボが重要になります。CADは特殊なソフトなので普通のノートパソコンでは動きが悪くなります。快適に作業したいならCADと相性のいいグラフィックボードを搭載したパソコンを選びましょう。


デスクトップのような高性能モデルもありますけど、HP、DELL、LenovoのようなBTOパソコンメーカーだと、「なんでこれほどの性能でノートなのか?」と疑問に思うような高性能な構成にすることもできます。上位モデルのパーツだけで構成すると70万円くらいはすぐに超えてしまいます。「本当にこんなすごい性能が必要なのか?」と落ち着いて考えて慎重に決めてください。ロマンで買うならいいですけど、必要だから買うつもりの人は、落ち着いて考えてみてください。